美しき国々の天候破壊-2-

物価高極まる北欧は滞在3日で切り上げ、アムステルダムへ移動する。

目当ては退役迫る旅客型B747。それをアムステルダム空港きっての名所”ポルダーバーン”で狙おうという魂胆。

かのポルダーバーンの周囲には障害物が殆どなく、極めてクリアな撮影が楽しめるのである。そこへやってくる地元KLMのジャンボジェットは何としても抑えたいところ。

出直してきやがれ。

すっかりやる気を失った私は市内観光へ向かう。なんで今更晴れるかなぁ…

航空券をFixしてしまっている故、戦果がどうであろうと移動しなければならない。

アムステルダムからシュタットガルトへ飛び、そこからレンタカーでスイス・リヒテンシュタイン境近くのSevelenへ。朝の名物であるRe420牽引、チューリッヒ行きの夜行列車を狙う。

車を走らせる道中は見事な快晴。翌朝ばかりは流石に期待が募る。

蹴る壁があれば蹴るガードレールが今すぐ蹴り飛ばす。果てのない無力感。

通過直前に太陽を雲が覆う。どうして。俺が一体何をした。

本来であればこの後はドイツへ戻りアルゴイ近郊の丘陵地を往くDB218重連ICを狙うところだがそちらも天気予報は芳しくなく、唯一天気の良さそうなベルニナ線で茶を濁す。

適当に撮影を切り上げでこの日はチューリヒに投宿。

日の長い夏の欧州。チューリヒへの到着は19時だったかその辺りだった記憶があるが、依然として明るく駅でも未だ存分に遊ぶことが可能。休む時間などまるでない。体力には非常にキツいが活動時間は存分に稼げてしまう贅沢な悩みに苛まされる。

TRAINSIT

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