ヨーロッパリベンジ2016秋-2-
アクサルプエアショーは消えて無くなり、スイス近隣の被写体は須く厚い雲の下。
ザルツブルクで出会ったわずか1日の快晴以降はなす術もなく、DB218重連ECを撮るでもなくただただ乗って昼寝をし、ミュンヘンでソーセージ食ったらそのまま夜行ICEを宿にする。翌日も曇天のなか逃げる先もなくただただ時間が無碍に過ぎ去っていく。
VSOEくらいは撮ろうとしてはみるも曇天だけならともかく逆線走行でオーバーキル。
前回遠征ではRAW現像でもどうにもならないノイジーな出来に悩まされた写りだけでも改善したものを撮らんとしたがあえなく轟沈。
そんな日が3,4日続いた頃か。
ライブカメラか何かで晴天を感知した私はインターラーケンを目指した。
夕方には遂に空は澄み渡り、アイガー北壁がオレンジに染まる姿を見る。明日の晴天が目に浮かぶ。
翌朝目覚めるとそこは一面の霧の中。気がどうにかなりそうになりながら晴れ間を求めて行軍を開始する。ユーレイルパスを活かして遊覧船とZentralbahnで風光明媚な観光ルートをなぞりながら。行く先は晴れ。ライブカメラはそう言っている。
目指すはシュタイネンのストレート。緑の野原を切り立つ山をバックに走る列車が見られる名所の一つ。一つ手前の駅まではずっと霧に包まれ、どうなることかと心臓に悪かったけれど、シュタイネンに着いた途端に遂に霧が晴れた。久々の眩しい太陽が目に痛い。
翌日。晴天1日として続かず。
次の予定もあるのでフランスへ逃げ去った。もっとも行く先行く先雲の下なのではあるが。
曇天の下のパリ、曇天の下のモンサンミシェル、屋根の下のコンコルド、夜空の元のオリエントエクスプレス。
歴史を感じるフランス旅。どんよりした雰囲気がどこか革命前を思わせるがそれがまた味わい深い。
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