美しき国々の天候破壊-1-

1ヶ月にも及ぶ日程を用意しておきながら徹底的に曇るに至った2015年夏と2016年秋の欧州遠征。

2019年の盆連休。あの悲劇から3年の時を経て、トラウマにも近い欧州への苦手意識を克服すべく攻めの戦略を打ち立てた。

まず第一にノルウェーを攻略。そしてアムステルダムへ移動しかの有名なAMSポルダーバーンでB747を狙う。更に転戦してスイスのRe420や電化によりまもなく失われるDB218重連によるインターシティ。そして真打VSOEのリベンジ撮影に臨む。正に盛り沢山である。

世の中そんなに甘くはなかった。

これでもかというほどの連日のドン曇り。それは欧州との相性の悪さを改めて実証する遠征に。そんな2019年盆連休9日間の苦闘の記録。

降り立ったのはノルウェー/オスロ。木に彩られた北欧の美しき空港に出迎えられた。

まず向かったのはスウェーデンはカールスタッド近郊。氷期からの複雑な地表侵食で形作られた湖沼が点在するなかをオスロとストックホルムを結ぶ列車が走る。

この区間を走る列車として有名なのは高速列車X2000だが中には真っ黒なコルゲート巻きの激シブ客レも存在する。晴れていれば黒色の列車も見事に映えるのだろうが、、、ここは北欧。そう晴れることもないという意味ではこの曇天も北欧を象徴する要素の一つ。そういうことにしよう。

スウェーデンから急速反転、オスロも通り越して激走を続け、翌朝早朝にはどこか美しき湖の畔にいた。白馬でも現れてくれればと願ったが流石にそんなものは絵画の中にしかいない。

この曇天の中にあってなお美しき北欧の景色。

冬にはここは一面の雪原となり、「Star wars epV : The Empire Strikes Back」で惑星ホスの舞台となった場所。リアルでの名をFinseという。

そんな中を走るノルウェー国鉄の赤い車両。映えに映える。素晴らしく映える。

そして我々が目指す場所はまだまだこんなものではない。

これまたお洒落な宿にチェックインし、自転車を借り出して奥地へ進入する。ここから先は車では進入出来ないエリアになる。日本で言うところの軽井沢・尾瀬といったところか。

道中、羊と戯れながら自転車を漕ぎ進め、そして山を駆け上がる。

その誰も登る必要のない山に上がる一筋の獣道。まさか、同業の足跡?獣道が残るほどにこんな場所にヲタクが来るというのか?未だに残る疑問。

晴れて!!!!!!欲しい!!!!!!なぁ!!!!!!!!!!!!!!

なぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

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